立春大吉の意味とは?お札やはがきはどこで販売している?

年中行事
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こんにちは、ぽんたろうです!

年が明けて、節分が終わると、立春がやって来ます。
日本には昔から、その立春の日に「立春大吉」というお札を貼る慣わしがあります。

今回は、この立春大吉の詳細な解説と、お札やハガキの購入先までご紹介していきます!

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立春大吉とは?

立春大吉とは、簡単に紹介すると厄除けのお札です。
立春の日に禅寺の門前に張り出される習慣があり、家庭でも玄関や大切な部屋の入り口に貼ることができます。

厄除けなら他の文字でも良かったのではないかと思ってしまいますが、「立春大吉」という文字が選ばれたのには理由があります。その最大の理由は、縦に「立春大吉」と書いた際に半分で折ると左右対象になっているということです。
つまり、裏側から透かして見ても同じように文字が見えるようになっています。

玄関から入った鬼が後ろを振り返って見たときに、裏側に透けた立春大吉の文字を見て『後ろの家にはまだ入っていない』と勘違いして出て行く。
こうした、昔からの言い伝えがあります。
鬼が家から出て行くことから厄除けの意味を持ち、一年を平和に過ごせるようになるのです。

そもそも立春は節分の翌日にあたります。
節分で鬼を追い出したのちに立春大吉のお札を貼ることで、出て行った鬼が戻ってこないようにと願われています。

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立春大吉のお札はどこで販売している?

立春大吉のお札を門前に貼るのは禅寺の習慣のため、曹洞宗のお寺でのみ作られます。
多くのお寺は信徒である檀家のみに配布することが多く、一般には配布しないことがほとんどです。

そんな立春大吉のお札ですが、実は期間によってはお寺で作られたものを購入する方法もあります。

購入可能な場所として一番有名なのは出雲大社相模分祠です。
出雲大社の分社である出雲大社相模分祠は、神奈川県秦野市平沢にあります。

元旦から2月19日まで頒布の期間になっており、1体800円で購入できます。
また、200円の送料で郵送も行なっています。

期間関係なく全国へ発送しているのが神光山成願寺です。
成願寺は愛知県知多郡にあり、参拝は予約者優先で行われています。

遠方からの参拝者も多く、毎年参拝できない方のために郵送での販売も始めたそうです。
1対500円で購入でき、4日ほどで郵送してくれます。

立春大吉のお札は自分で作ってもよい?

立春大吉のお札は、本来自分で書いていたものだそうです。
しかし、お寺で貰ったものの方がより縁起がいいようにも感じてしまうため、現在では購入する方が多くなったのではないでしょうか。

購入を検討している方は、せっかくのこの機会に自分で作ってみるのも一つの手です。

 

簡易的な作り方の行程は3つ。

和紙や半紙、墨や筆ペンを用意します。
縦書きで一年の平和を願いながら「立春大吉」と書く。
書き上げたら自分の息を吹きかける。

これで、立春大吉のお札の完成です。
見た目にもこだわって、お札らしく細長く書くのがオススメです。

 

「せっかく作るなら本格的なものを」と考えている方は、少し用意が大変になります。

心身を清めるために新品の下着、洗濯したての綺麗なトップスを着用します。
事前に山で取れる岩清水や神社のお水を500mlほど準備しておきましょう。
書く前にコップに注いだお水で手や口を清めます。
半紙に向かい、3回息を吹きかけた後に「立春大吉」と書きます。

こだわれば書き方は色々ありますが、簡易的に書いたものでも十分ご利益があると言われています。
ここは気負いすぎずにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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立春大吉のお札の貼り方

立春大吉のお札の貼り方には、いくつか気をつけたい点があります。

お札を貼る場所

まずお札を貼る場所で気をつけたいことは高さや位置です。
基本的に目に入りやすい場所に貼るのが良いとされており、目線の高さより少し上が望ましいです。

玄関や子供部屋など場所については諸説ありますが、玄関に向かって右側に貼ることが多くなっています。

また、家の鬼門(北東)にあたる位置や勉強部屋に貼ることも良いとされています。
貼る際には、両面テープなどを用いて貼ってください。

お札を貼る期間

貼る期間についても諸説ありますが、正式な立春(立春の日の深夜1時ごろ)を迎えてからその日のうちに貼るのがいいと言われています。

貼ってからは1年間貼りっぱなしで大丈夫なので、湿気の多い水回りなどの場所は避けて貼るのがいいでしょう。
1年貼り続けるものなので、傷んでしまったら途中で張り替えるのもいいですよ。

立春大吉のお札の処分方法

1年経って張り替えた際には、古いお札を処分しなければなりません。

どんと焼きお炊き上げに持って行って供養してもらったり、新しいお札を貰う際に古いお札を交換してもらったりするのが一般的な処分方法になっています。

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しかし、なかなか持っていけない時もありますよね。
その時には、立春大吉のお札に清めの塩を振ってから、可燃ゴミに出してもいいとも言われています。

どうしても持っていけない場合には、この方法で処分しましょう。

立春大吉のはがきとは?

立春大吉のハガキは、2月4日に届くように出すハガキのことです。
新年の初めに出す年賀状と同じように、立春の挨拶として出されるものになります。

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ハガキの内容は「謹賀新年」の部分が「立春大吉」になっているものです。

その他には、

  • 無病息災
  • 家内安全
  • 商売繁盛

などの言葉が書かれていることもあります。

年賀状が出せないという人は、代わりに立春大吉のハガキを出して近況を報告してもいいですね。

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まとめ

新年を迎えると慌ただしくやってくる立春の日。
立春前日の節分で、豆まきや恵方巻きのイメージがすっかり強くなってしまっていますが、実はいろんな意味が込められています。

立春大吉を詳しく知ったこの機会に、一年の平和を願って家に貼ってみてはいかがでしょうか。