読書感想文の何が大変って、本選びでつまづきがちなことです。

「みんなどうやって面白そうな本を選んでいるのかな?」と不思議に思っている人も多いことでしょう。

読書感想文を書く本を選ぶうえで、大切なのが「感想を持ちやすい本を選ぶ」ことです。

なんて言われてもピンときませんよね。

ここからは、具体的に選んでほしいおすすめの本と読書感想文を書くときのポイント、さらには例文もご紹介します。

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読書感想文で小学生におすすめの本

まずは小学生の読書感想文にぴったりな本を3つ紹介します。

よだかの星

宮沢賢治著の有名な1冊「よだかの星」。

小学生の読書感想文の定番中の定番です。

 

よだかはいいことをしても誰にも褒められず、その醜い姿からすべてのものに嫌われてしまった鳥です。

最後、よだかは空の星となってしまうという、あまり救いのないような悲しい話です。

 

小学生にも読みやすく、それでいて「人生とは何なのか」を小学生なりに考えさせてくれる良作です。

感動ポイントや疑問ポイントも多く出てきますので、感想文にはとても適しています。

 

ワンダー Wonder

見た誰もが悲鳴を上げてしまう、そんな障害を顔にもって生まれた「オーガスト」。

全世界でベストセラーとなったこの本は、「いじめ」について深く考えさせてくれる本です。

 

いじめが始まるときの加害者の心情や、いじめられている時の被害者の気持ち、そしてそれぞれの家族の思いなども細かく表現されています。

小学生でも深く感銘を受け、「人に対する気持ちの持ち方」や「他者への親切の方法」などを学ぶことができます。

 

小学五年生

17篇の短編ストーリーのこの一冊、1つ1つのストーリーがとても短く、読書が苦手な小学生におすすめの本です。

何篇か読んでみて、特に印象的なストーリーを2つか3つピックアップして感想文を書くのがおすすめ。

小学5年生になった男の子が体験することをその子の目線で淡く描いており、小学生には共感しやすいでしょう。

 

小学生が読書感想文を書くときのポイントは?

本を選んだら、次に実践です。

読書感想文を書くときにはこんなポイントに気を付けてみましょう。

 

ポイント1:主人公になりきる

ポイントのひとつ目、本を読むときには思いっきり主人公になり切って読んでみましょう。

主人公がかんじる怒りや悲しみ、喜びを全身で受け止めてみてください。

そうすることで、主人公が本当に感じていた気持ちは何なのか、本当は何が言いたかったのかということを言葉にしやすくなります。

 

ポイント2:主人公を見守る気分になる

もう一つは、ポイント1の真逆になります。

ポイント1では主人公になり切りましたが、それと同時に「主人公を上から見守る」気持ちで読んでみましょう。

 

主人公が悲しんでいる時には「どうして悲しんでいるのか」考えてみる、喜んでいる時には「何がうれしかったのか」考えてみる。

ただ本を読むのではなく、読みながらこうした作業を同時進行していくことで、読書感想文は格段に書きやすくなりますよ。

 

ポイント3:自分の言葉で!

最後に大切なのが、必ず自分の言葉で書くことです。

小学生の感想文にありがちなのが、延々とあらすじを書いたり登場人物の台詞を丸写しするというものです。

 

これでは読書感想文ではなく、「本の内容を短くまとめた」文になってしまいます。

本の内容の丸写しだけは絶対にしないようにしましょう。

 

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読書感想文で小学生向けの例文

では実際に、原稿用紙に向かって読書感想文を書き出していきましょう!

難しいときには次の例文を参考にしてくださいね。

「一二歳」を読んでわかった本当の自分

自分と同じ年齢のタイトルにひきつけられ、私はこの「一二歳」という本を手に取りました。

主人公の「さえ」はそれまで日常に疑問を抱くことなく、毎日を楽しく過ごしていましたがある日ふと「頭と体がバラバラになる」ような感覚になってしまいます。

 

これは思春期に入る年齢の独特のものなのか、実は私も現在このような感覚を持っていて、「自分はこの先どうなってしまうのだろう」という恐怖に支配されてしまうのです。

そしてさえも私と同じく、自分の将来について悩んでいました。

 

自分が大人になったら、何になれるのか。

そんなことは誰にもわかりませんが、心の中でこの不安は大きくなり続けていく。

物語が終わる寸前、私とさえの心がシンクロしました。

さえと私は同じ空を見た気がします。

 

「どう悩んでも、自分は成長し、そして大人になるのだ」

どんな風に生きたとしても大人になるのなら、悩んでばかりいないで未来に向かって動き出そう。

私はこの本を読んで、自分の内側にある本当の自分に出会えた気がします。

「十五少年漂流記」が教えてくれたこと

図書館のおすすめコーナーにあった「十五少年漂流記」

タイトルからしてとっつきにくそうな印象だったのですが、とても読みやすく自分にとっては最高の一冊となりました。

 

15人の少年が、船の座礁をきっかけに2年間に及ぶサバイバル生活をするという、現実にはほぼありえない内容で話は進んでいきます。

知らない島で、15人の少年が知恵と勇気を振り絞って日々を何とか生き延びていく。

そのスリルは僕には絶対に味わうことのできないものです。

いつも死と隣り合わせだというのに、少年たちはそんな事実はもろともせずに充実した毎日を送っていきます。

 

この本を読んだ後、僕は自分の今を思わず振り返りました。

朝起きれば朝ごはんがあって、服はいつも清潔だし、お風呂だって毎日入れる。

この生活が当たり前だと思っていましたが、実はとてもすごいことなんじゃないか。

僕は自分で知恵と勇気をもって何かに立ち向かったことがあるのだろうか。

 

今の日本でこの本のようなことは起きないとは思うけれど、一日一日を大切に、そして考えて生きていくことはできる。

僕は毎日何も考えずに流されて生きないように、自分の心の中に島を作って冒険している気持ちで生きていこうと思いました。

まとめ

読書感想文が苦手な子に共通するのは、

「本を読みなれていない」

「自分の気持ちを言葉にできない」

「知っている日本語が少ない」

この3つです。

 

読書感想文が書ける子は、才能があるのではなく「普段から本を読んでいる」というだけです。

読書感想文を書くのが辛いという子は、絵本や漫画の本でもいいですから、普段から本を読む癖をつけてみましょう。

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