こんにちは、ぽんたろうです!
節分で撒く豆は「乾燥させた大豆だけ」だと思われている方。
まだまだ節分の魅力を、半分くらいしか理解されていないかもしれませんよ^^
節分には「大豆を撒くエリア」と「落花生を撒くエリア」に大きく二分されるのです。
今回は、節分に落花生を撒く地域とその理由を調査しましたのでご覧ください!
節分に大豆をまく地域と落花生をまく地域
上の図を見てもらえると分かりやすいのですが、例外を除いて日本列島を大きく南北に二分しています。
主に北日本では「落花生」を撒くしきたり。
主に南日本では「大豆」を撒くしきたりになっています。
ただそれぞれの県でも、地域によって更に細分されるので、一概に上の図のようにと言う訳ではありません。
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なぜ落花生を撒くの?
なぜ、節分に大豆ではなく落花生を撒くのか?
それには大きく3つの理由があるようです。
雪の多い地域だから
先ほどの地図で、落花生を撒く水色のエリアは、ほぼ降雪量の多い地域ですよね。
豆まきは、基本外で行います。
そして、雪国の2月は雪に覆われています。
雪が積もっている中で小さな大豆で豆まきをしたら、後で見つけて拾うことはとても難しくなります。
しかしこれがカラ付きの落花生なら、話は変わってきます。
大きくて見つけやすいうえに、殻に覆われているため雪で濡れてしまうこともありません。
発祥は北海道と言われていて、それが段々に南下して、東北地方一帯に広がっていったそうですよ。
落花生の生産地だから
「じゃあ、どうして雪国でない九州にも落花生を撒く水色のエリアがあるんだい?」
という声も聞こえてきそうですね^^
実は、鹿児島県や宮崎県といった南九州は落花生の生産地なんです。
大豆よりも落花生のほうが慣れ親しんでいるので、落花生で豆まきをするそうですよ。
地元愛が感じられてイイですよね!
ちなみに、日本を代表する落花生の名産地である千葉県はと言うと・・・、
大豆を撒くのが主流のようです^^
でも、千葉県も地元愛では負けておりません!
2010年頃から生産量日本一をアピールするために、落花生を撒く地域が増えてきているようです。
角界の力士や芸能人などが、大勢の観光客を前に豆まきをすることが有名な成田山新勝寺。
こちらでも落花生が使われているのが、テレビに映ったりしていますよね。
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カロリー摂取のため
現代ではそんなことはありませんが、昔の寒い地域の冬場は食料が豊富にあるとは言えませんでした。
乾燥した大豆よりも殻付きの落花生のほうが、カロリーをしっかり摂取できて、腹持ちも良いのが理由のひとつのようです。
長い冬を乗り切るための先人の知恵が、ここにも詰まっているのですね。
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まとめ
さてさて、今回は節分に落花生を撒く地域と、その理由を説明してまいりました。
落花生を撒く理由が、最後に拾って食べることまで考えられているなんて、食料を無駄にしない心得に、ぽんたろうはとても感心してしまいました。
あなたの住んでいる地域は「落花生エリア」と「大豆エリア」のどちらでしたか?
もし「大豆エリア」にお住まいの方でも、今回の節分では撒いた後のことを考えて「落花生」を撒いてみるのもいいかもしれませんね!