今年のお盆の予定ももう立てていかなきゃ、宿の予約も間に合わないかもしれないですね。
今年のお盆は何をしよう?
その前に、今年のお盆は何時から何時までなのか、お盆にやるべきことを復習しておきましょう!
お盆とはいつの期間のことを言うの?
お盆といえば8月15日!と即答する方も多いと思いますが、元々は旧暦の7月15日に行われていた行事でした。
旧暦の7月15日は新暦である太陽暦で考えると8月末あたりとなるのですが、なぜか現代では8月15日が定着していますよね。
実は、旧暦から新暦に変わった際、新暦上でも7月15日をお盆と考えることもあったようです。
が、その時期は農作業がとても忙しいために、ちょうど1か月遅らせた8月15日にやろう!という動きが高まったという背景があったんですね。
その後、この1か月遅らせた月遅れのお盆が庶民一般には広く伝わり残っていったということになります。
2017年のお盆の日程
そして肝心のお盆の期間ですが、現代では地域によって3つのパターンに分かれます。
[su_note note_color=”#fefed4″]
1.一般的に広く知られる月遅れのお盆期間・・・8月13日から8月16日まで
2.新暦の7月に行われる新盆・・・7月13日から7月16日まで
3.旧暦の7月に行われる旧盆・・・9月3日から9月5日まで
[/su_note]
月遅れのお盆は全国で、
新盆は関東方面、
旧盆は沖縄方面、
で行われており、日本全国地方によってお盆の期間の考え方が変わります。
結婚を機に引っ越した方は、今一度近所の方にお盆の期間を確認しておくのが良さそうですね。
お盆までに準備することは?
お盆というのをただの休みと考えている方も少なくないでしょうが、お盆は先祖をお迎えする大切な日本の伝統行事です。
こちらも日本全国、地方によってやるべきことは少々異なりますが、大まかなお盆の準備についてご紹介します。
お盆を迎えるひと月前から始めること
お盆はお盆期間よりひと月前から準備を始めます。
まずは檀家になっているお寺さんへ、お盆の読経の依頼をしてください。
毎年お願いしている人であれば、お寺側から「何月何日に伺います」という連絡がある場合もあります。
次にお墓と仏壇の掃除をしておきましょう。
掃除が終わったら、仏壇にお盆飾りをしておきます。
初盆の場合には、初盆に訪れる見舞客への返礼品や読経後の会食の席も手配しておきましょう。
会食を自宅ではなくお店でやる方は、きちんと予約しておきます。
お盆の飾りについて
お盆の飾りには、先祖の霊を迎えるための「精霊棚」が必要となります。
精霊棚に必要なものは、
[su_note note_color=”#66ddff”]
- 小さな机や台
- 真菰のござ
- 水
- 果物
- ナスときゅうりで作った牛馬
- お盆の花
- 位牌
- 盆提灯
[/su_note]
です。
仏壇の前に机を置いたら、その上に真菰のござを敷きます。
さらにその上に野菜で作った牛馬や果物、水、お花や位牌を飾ります。
この飾りは盆入り前日に行います。
盆提灯には2種類ありますが、初盆には白提灯を、二年目以降からは絵柄入りの提灯を使ってください。
お盆のお供え物について
初盆以外のお供え物はその年にとれた農作物などを供えればいいのですが、初盆の場合にはお供え物がお盆期間中によって細かく設定されているので注意しましょう。
お盆入りには、お迎え団子と呼ばれるあんこや甘辛いたれが乗った白い団子を。
先祖の滞在中には、お供え団子というただの白い団子。
盆明けには、贈り団子と呼ばれるこれまたただの白い団子を供えます。
初盆の御団子は毎日取り換える必要があります。
しかし地方によって細かな風習があるようですから、この辺りは地方の先輩に習うのが最もいい方法と言えるでしょう。
まとめ
日本全国、お盆を行うということは共通していても、その作法ややり方には地方色が強いこともあるため「自分の住む地域の正しいお盆の方法」については一度地域の方に聞いてみたほうが良さそうですね。
お盆の行事に無頓着な地域ももちろんありますから、「絶対やらなければいけない」初盆以外はあまり気合を入れすぎなくてもいいかもしれません。