春分の日はいつ?その決め方とは?その意味と何をするかを解説します

年中行事
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こんにちは、ぽんたろうです!

本格的な春の訪れを感じる頃にやってくるのが春分の日です。

何気なく毎年過ごしている春分の日ですが、その決め方や意味までご存知の方は少ないはず。
今回は、春分の日にする事などといっしょに、その起源にせまってみましょう。

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春分の日はいつ?

そもそも「春分」とは、旧暦の二十四節気の1つ当たります。
二十四節気は簡単に言えば、今の1年の月が12分かれているのに対して、2倍多い24の月があり、月それぞれに春分をはじめとした、夏至や秋分や冬至といった季節を指す名称がつけられているものです。

日本は明治時代に12の月に分ける新暦にしました。
今使われているのは新暦とはいえ、たまに天気予報で「暦の上では」と旧暦で説明されることもあります。

そんな場合、たとえば7月なのに「暦の上では秋にあたる」とずれが出てくることがありますよね。
旧暦はもともと中国のものだったり、新暦になって季節の定義が変わったことで、そうした月遅れが起こるのだそうです。

だから、春分も春真っ盛りの時期ではなく、3月の終わりから4月のはじめまでの、新暦ではまだ肌寒いようなころのくらいを指します。
一ヵ月が15日ずつの旧暦と、月によって日数が変動する新暦ではずれが出てくるので、春分の時期は年によって変わり、「春分の日」の祝日も定まってはいません。

2018年の春分は3月21日から4月4日で、祝日は3月21日。
2019年の祝日も同じとはいえ、2017年は3月20日だったりと微妙にずれることがあるようです。

春分の日の意味

春分は真東から太陽が昇り、真西に沈むと言われています。
昔の人はこの時期の西に沈む太陽を拝み、西の彼方にあるように感じる極楽浄土を夢見たとのことで、彼岸の日とされているそうです。
はじめは、そういった仏教の行事だったのが、だんだんと先祖を供養する今の形になっていったと言います。

太陽が独特の動きをする春分と秋分の中日は、彼岸とされて先祖を供養する時期とされています。
庶民が先祖を供養する一方で、神社では氏子が春のお彼岸には五穀豊穣を祈り、秋は実りの多い収穫の感謝を唱えるのだそうです。

また祝日である春分の日は、「自然を讃え、生物を慈しむ日」という意味付けがされています。
しかし、かつては「春季皇霊祭」と呼ばれていて、歴代の天皇と皇后らが、歴代の天皇皇后、皇親の霊を祭る儀式をする神聖な日です。

宮中では、今も春季皇霊祭を行われていると言います。

春分の日はどうやって決める?

祝日である春分の日は、他の祝日と違って日付が固定をされていません。
毎年、国立天文学が2月の平日のはじめに官報を発行して、翌年の春分の日を発表するのだそうです。

すでに発表された2019年の祝日は、今年と同じ3月21日です。

春分の日は難しい計算式でも出せるそうですが、基本は天文観測をして春分が起こるころを選定するらしく、それは祝日法で定められた方法だとのことです。

春分の日には何をする?

春分の中日は昔から彼岸とされているので、昔からしてるように、帰省して親戚で集まったり、お墓参りをしたり、お供え物のぼたもちを食べたりをします。

ちなみに秋分のお彼岸にはおはぎをお供えします。
違いは、ぼたもちがこし餡で、おはぎが粒餡です。

この違いは小豆が収穫される時期に関係があると言われています。
小豆は秋ごろに収穫されるので、新鮮な豆を味わうために秋のお彼岸には粒餡を使い、春のお彼岸には保存しておいた小豆を使うのでこし餡になるのですね。

実際の小豆の収穫の時期は10月ころと、秋のお彼岸より少し遅めですが、昔に習って春分にはぼたもち、秋分にはおはぎと小豆の食べ方を変えて味わうのいいでしょう。

お墓参りもいいですが、太陽を拝んでいた仏教の行事に習って、お寺や神社に参るのもいいかもしれません。
とくに伊勢神宮では、もともとの春分の日を指す「春季皇霊祭」の催しが行われるので、神聖な気分を味わえるでしょう。

他にも帰省するついでや、参るついでに、かるい観光をしたりお花見をしたり、ご当地の食べ物を味わう楽しみ方もできると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、春分の日のあれこれについてスポットを当ててみました。

毎年、ただでさえ希望に胸膨らむ春分の日の頃ですが、今年はその起源に思いを馳せて、一段と楽しんでみてはいかがでしょうか?