こんにちは、ぽんたろうです!
やっぱり自然の幸は、その食べ物ごとの旬に頂くのが一番美味しいですよね!
春分の日のころに旬を迎える「山の幸」や「海の幸」もまた同様です。
今回は、春分の日に食べたい食材を勢ぞろいしてご紹介しますのでご覧ください。
春分の日といえばぼた餅
春分の日はお彼岸。ご先祖様を供養する習慣のある家も多いと思いますが、春分の日にはぼた餅を食べる習慣があることをご存知でしょうか?
これはぼた餅に使われる小豆が朱色であることから来ています。
朱色には邪気を払う力があるとされています。このことから朱色のぼた餅をご先祖様にお供えするようになり、そのときに家族でも一緒に食べていた風習が現代まで残っているのです。
「ぼた餅」と「おはぎ」は何がちがうの?
「ぼた餅」と「おはぎ」、両者は同じ食べ物のことを指します。
「ぼた餅」と「おはぎ」をそれぞれ漢字で想像してみてください。
「ぼた餅」は「牡丹餅」、「おはぎ」は「お萩」と書きます。
牡丹は春に咲く花、萩は秋の植物です。
つまり、それぞれ春分の日と秋分の日に食べる食べ物のことで、季節によって呼び方を変えていたんですね。
春分の日の頃に食べたい旬の食材
それではここから、春分の日に旬を迎えるおすすめの食材を13種類紹介していきましょう。
ニラ
ニラの独特な香りには体を温める効果があります。
ビタミンCが多く含まれており、風邪の予防やひきはじめに食べたい食材です。
抗酸化作用の高いβカロテンも豊富で、動脈硬化や老化の防止に役立ちます。
この時期のニラは品質が一番良いとされているので、シンプルに卵やもやしと炒めるなどたくさん摂取するといいですね。
春菊
鍋の定番、春菊には鉄分やカリウムが豊富に含まれています。
また風邪にも効くとされており、「食べる風邪薬」と呼ばれるほどです。
天ぷらにすると苦味を感じにくくなるので、苦手な方は試してみてください。
三つ葉
お吸い物や丼を彩る三つ葉は春から夏が旬です。
三つ葉だけをたくさん食べることは少ないかもしれませんが、βカロチンを多く含む緑黄色野菜のひとつです。
お浸しや和え物にしてしっかり栄養を摂りたいですね。
ウド
うどに含まれるアスパラギン酸は疲労物質の乳酸を分解するので、疲労回復や体力の向上が期待できます。
またカリウムが体内の余分なナトリウムを排出してくれ、むくみの改善・予防に効果的です。
葉酸も多く含まれているので、妊娠を望んでいる方や妊婦さんにとって欠かせない栄養素を補うことができます。
うぶ毛が多くついていて、根本から葉先まで太くて瑞々しいものを選んで、天ぷらでいただきましょう。
フキ
4月〜6月が旬のフキは、葉が濃い緑色で黒ずみがないもの、茎は赤みがかったものを選びましょう。
食物繊維が豊富に含まれていて、お通じ改善に役立ちます。
フキの香りと苦味には咳を鎮める効果もあります。
灰汁抜きをしたあと、茹でてだし醤油でいただくと素材の味がよくわかります。
絹さや
絹さやは他の豆類に比べてビタミンCが豊富です。
特にビタミンCを多く含んでいるので、免疫効果を高め風邪の予防に役立ちます。
さやにハリ・ツヤがあり、瑞々しくて色が鮮やかなものを選びましょう。
また、さやが薄く、豆が小さいものが上質です。
火の通りが早いので、食感と瑞々しい色を残すよう手早く調理しましょう。
アスパラガス
アスパラギン酸を多く含んでおり、マグネシウムやカリウムの吸収を助けたり、疲労回復にも効果があります。
穂先がしまっていて根本まで張りがあるものを選んでください。
春先によく見かける太めのアスパラガスは、さっと湯がいたり焼いたりしてそのまま食べても美味しいです。
土筆(つくし)
道端に芽を出し、春の訪れを感じさせる土筆もこの時期の旬の食材です。
雨が降ったあとは1日5㎝ほど伸びることもあります。
固い部分を取り除き、茹でで灰汁を抜いてから煮物や佃煮にして食べる春の珍味です。
ハッサク
ハッサクは1〜2月に収穫され、1ヶ月ほど寝かせて酸味を取ってから出荷されます。
同じ柑橘類のミカンとは違い、甘すぎず適度な苦味と酸味があります。
漢字で書くと「八朔」。
これは旧暦の8月1日のことで、昔はその時期から食べられるようになることから、このような呼び方がついたと言われています。
鯛
お祝いごとにかかせない鯛は低脂肪高タンパク、クセのない味で子供からお年寄りまで食べやすい魚です。
桜の時期の鯛は「桜鯛」と呼ばれ珍重されます。
きれいな色や味を楽しむために、シンプルに塩麹蒸しするのがいいですね。
アサリ
鉄分を多く含むので貧血の予防に役立ちます。
赤血球の生成を助けるビタミンB12 や鉄の吸収を促進する銅を含むので、妊婦さんや授乳中の女性には特に積極的に摂りたい食材です。
煮汁にも栄養素が多く含まれるため、スープや炊き込みご飯にして煮汁まで食べるようにしましょう。
桜エビ
殻ごと食べられるので、カルシウムをたっぷり摂ることができます。
桜エビの赤い色素には強い抗酸化作用があり、老化防止や動脈硬化の予防効果があります。
目が黒々としていて透き通った桜色のもの、殻が乾いていないものを選びましょう。
そのまま醤油をかけて食べたり、かき揚げにするのも美味しいですね。
ホタテ
ホタテは産卵を控える冬から春にかけてが、身が厚く旨味が濃くなっている旬の時期です。
網の上で焼いて、バター醤油でいただくのがおいしい食べ方です。
まとめ
春の始まりである春分の日には、寒い冬を乗り越えて栄養たっぷりに育った食材がたくさんありますね。
旬の食べ物を食べて、季節の変わり目も元気に乗り切りましょう!