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啓蟄とは?2019年はいつ?その意味と何をするかを徹底解説!

年中行事
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こんにちは、ぽんたろうです!

啓蟄という言葉を聞いたことはありますか?
春の訪れを感じる季節に、昔からこの啓蟄をひとつの節目としてきたようです。

今回は、啓蟄についての意味や期間、そして啓蟄にやることをご紹介していきましょう。

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啓蟄とは?

普段あまり耳にすることがない啓蟄(けいちつ)は春分や立冬などと同じ、二十四節気のひとつです。

二十四節気とは中国で生まれた暦で、1年を24分割してそれぞれに季節を表す名前をつけたものです。
中国ではこのように季節を細かく分け、農作業を管理していました。
平安時代に日本にも取り入れられており、啓蟄は春から数えて3番目の季節のことです。

「啓」は「開く」、
「蟄」は「虫などが土の中に閉じこもる」という意味があり、
「冬眠していた虫が土から出てくる」季節のことです。

この場合の「虫」には、漢字に虫へんが入っている「蛙(カエル)」や「蛇(ヘビ)」も含まれています。

しかし、実際に虫や爬虫類が冬眠から覚めるのはもう少し先のこと。
平均気温が10℃を越えた頃とされています。

二十四節気は地球と太陽の位置関係によって決まるので、地上にいて感じる気温や季節とは少し差が出てしまうのです。

啓蟄はいつ?その期間は?

2019年の啓蟄は3月6日です。
1年を24分割するわけですから、二十四節気のひとつひとつは期間を表します。

3月6日から始まった啓蟄は春分の日の前日3月20日までの間を指します。

また二十四節気はさらに5日ずつに分けられ七十二候が作られました。
日本の七十二候によると、啓蟄は以下のように表されます。

初候(3月5日頃〜9日頃) 蟄(すごもりの)虫戸を啓く
次候(3月10日頃〜14日頃) 桃初めて笑う
末候(3月15日〜19日頃) 菜虫蝶と化す

春の始まりの微笑ましい風景が浮かぶような言葉ですね。
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啓蟄には何をする?

それでは啓蟄にはどのようなことをするのでしょうか?
主に5つを紹介いたしましょう。

1雛人形を片付ける

3月3日の桃の節句に向けて飾ってある雛人形は、啓蟄の頃片付けるのがよいとされています。
雛人形を出しっぱなしにしていると女の子の婚期が遅れてしまうというのは聞いたことがあるかもしれませんが、啓蟄の日を目安にするといいようです。

ただし、雛人形は湿気のある状態でしまうとカビや傷みの原因になります。
啓蟄であっても雨が降っていたりジメジメしている日は避け、空気の澄んだ晴れの日に片付けるようにしましょう。

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2菰(こも)はずし

冬になると松の木に筵(むしろ)が巻かれているのを見たことがありませんか?
これは害虫であるマツカレハの幼虫を駆除するために巻かれているんです。

11月頃に巻かれる筵に、マツカレハの幼虫が越冬のため入り込みます。
それを啓蟄の日に外して燃やすことで、害虫を駆除できると考えられていました。

実際には害虫駆除の効果はなかったことが判明しましたが、冬の風物詩として今でも行われているところもあります。

3虫出しの雷

啓蟄の時期には大気が不安定になり、雷が鳴ることがあります。

雷に驚いて虫たちが出てくると考えられていたことから、立春の後初めて鳴る雷は、春の到来を告げるめでたいものとされています。

4害虫、防虫対策をする

ガーデニングや家庭菜園をしている方は、防虫剤を撒くなど虫に気をつけなければならない季節です。
庭の樹木や、家の中に入り込んでくる虫にも対策を考え始めてもいいですね。

ナメクジも動き出す季節ですので、数が少ないうちに対処をしましょう。

5山菜採り

つくしやゼンマイ、ふきのとうなどの山菜を採るのにいい季節が啓蟄の頃です。
雨が上がるごとに気温が上がり、山菜も大きく伸びてきます。

春の山菜には苦味があり、その苦味が体の老廃物を流してくれると言われています。
冬眠から覚めるクマやイノシシに気をつけて、山へ出かけてみましょう。

まとめ

虫が苦手な人にとっては、虫が出てくる啓蟄は嫌な言葉かもしれませんが、暖かい春を連れてきてくれると思えば少し身近に感じられるかもしれませんね。

今年は啓蟄を意識しながら、季節の移り変わりを感じてみてはいかがでしょうか?