母の日と言えばカーネーションでしょ?
と思いがちですが、最近あじさいを贈るのがにわかに人気を集めているようです。
あじさいといえば梅雨の花、なんとなく陰気なイメージを持ってしまいますが、実際に見てみるととても可憐で美しいんですよね。
今回は母も喜ぶ母の日のあじさい、その意味と人気の種類、育て方についてご紹介します。
母の日にあじさいを贈る意味は?
母の日にあじさいを贈ることが人気になっているのは、その育てやすさにあるようです。
カーネーションの鉢植えはとても育てるのが難しいため、どうしても切り花になりがちです。
しかしお花が大好きな母にはやっぱり生きているものを贈りたいですよね。
そこで注目を浴びたのが「あじさい」。
あじさいは春から夏にかけて咲くため季節的にも母の日にピッタリですし、専門的な知識がなくともきれいに咲かせることが出来る為人気となったのです。
また、あじさいの花言葉が母の姿に合うという意味でも母の日の贈り物として選ばれており、その花言葉は「辛抱強い愛情」「元気な女性」「寛容」です。
なるほど、どの花言葉も溌溂として家族のことをいつも思う、日本の「母親像」にピッタリとはまりますよね。
母の日に贈るあじさいで人気の種類は?
しかしあじさいといっても、その種類は実に豊富です。
オーソドックスなあじさいばかりではなく、最近ではフェミニンでゴージャスなあじさいを母の日に贈るのが流行となっています。
希少性のあるあじさい「KEIKO」
フリルのように華やかかつきらびやかなあじさい「KEIKO」、希少性もある為現在とても人気となっています。
ふわふわと軽やかな花びらが重なり合い、あじさいのイメージを一新させる姿で2015年のフラワー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた優秀な品種です。
話題性もありますので、是非鉢植えで母の日にプレゼントしてみてください。
和の風合いが色濃い「華あられ」
日本的な美しさをまとうあじさいでは、「華あられ」がおすすめです。
一つ一つは小さい花ですが、鮮やかな色合いと古風な姿が「和装の日本の母」を思い出させてくれます。
力強い色は生命力に溢れる様を表しているようで素敵ですから、これからも元気にいてほしいという願いを込めて贈ってみましょう。
元気いっぱい「アジサイ ダンスパーティー」
元気に活躍する母のように、力いっぱい咲いてくれるあじさいが「アジサイ ダンスパーティー」です。
その名の通り、踊るようにぐんぐん伸びて、華やかに咲き誇ります。
星のような独特の形もかわいらしく、まだまだ若い母にはピッタリのあじさいです。
あじさいの育て方や植え替え方法
最後に、あじさいの鉢植えを上手に育てる方法をご紹介します。
母の日に、あじさいと一緒に育て方を教えてあげることでより喜ばれる贈り物になりますよ。
あじさいは土で色が決まる
あじさいの色は土が酸性であれば青色に、アルカリ性であれば赤系統の色になります。
あじさいの色ごとで専用の土が販売されていますので、苗から鉢植えで育てる場合にはそれを使用しましょう。
鉢植えを上手に育てる方法
あじさいは通気性の良い素焼きの鉢に移し替え、西日の当たらない場所に置きましょう。
あまり日差しを浴びすぎるのは良くないので、風通しの良い半日陰の場所においてください。
これだけでも丈夫に育ちます。
植え替えのポイント
あじさいは成長の早い花ですから、花が終わったらすぐに植え替えるのがおすすめです。
いままでよりも大きな素焼きの鉢に、水はけと通気性が良い赤土7、腐葉土3の割合で混合した土を入れてください。
水やりは土が乾燥したころにたっぷりと、乾燥しやすい季節にはよく土の乾燥に気を付けていると翌年もきれいな花を咲かせてくれますよ。
まとめ
母の日用の鉢植えのあじさいも沢山の種類が販売されていますので、どのお花が自分の母のイメージに合うのか、想像しながら選ぶのも楽しそうですね。
毎年カーネーションばかりだったという方、今年は是非あじさいにチャレンジしてみてください。