こんにちは、ぽんたろうです!
春の訪れをあらわす「立春」。
暦の上ではよく聞く言葉ですが、その意味や立春の季節にやることを詳細にご存知でしょうか?
今回は、その立春について詳しく調査してみました。
立春はいつ?
2019年の立春は2月4日です。
2月3日の節分を過ぎれば立春、となんとなく覚えている方もいるかもしれませんが、実は節分と立春は毎年決まった日にちではないのを知っていますか?
その考え方を簡単に説明します。
立春・立夏・立秋・立冬、春分・夏至・秋分・冬至で知られる季節を表す言葉は、1年を24分割した「二十四節気」と言います。
これらの季節は、地球と太陽の位置関係によって決められています。
夏至は1年で一番日照時間が長い、冬至は1年で一番日照時間が短いとよく言われるのはこのためですね。
太陽は約1年かけて地球の周りを一周しますが、地球の地軸は傾いているので、日本から見た太陽の位置は毎日変わっていきます。
地球の公転(360°)を24分割してそれぞれを二十四節気とするのですが、実際の地球の公転周期は約365.24です。
うるう年も加味すると、計算上の日にちと、太陽と地球の位置関係により導かれる日にちに1日前後ずれが生じてきます。
つまり、立春とされる太陽の位置は決まっていて、その位置に来た日が立春になるため、毎年決まった日にちになるわけではないんです。
ちなみに360°を24分割するとそれぞれの節気は15日間です。実は立春も15日間の期間のことを指しているんです。
近年でいうと1985年以降はずっと2月4日が立春ですが、2021年からは4年に一度、2月3日が立春になります。
今までと数年先の立春の日をまとめてみました。
1985〜2020年➡2月4日
2021年➡2月3日
2022〜2024年➡2月4日
2025年➡2月3日
立春は祝日ではなく、あまり日常生活に影響するものではありません。
しかしこれに伴い、前日の節分の日も1日前倒しになるので注意が必要です。
立春の意味とは?
立春は文字の通り、春が立つという意味です。
2月初旬はまだまだ寒い季節ですが、立春を迎えたら低気温のピークは過ぎて、徐々に春の気温や天気に変わっていくという目安になります。
梅の花が咲き始め、蟄虫も動き始め、東風が吹き始める。
氷も解け、魚も川を上り始める季節として、春の始まりを告げる日です。
そして、5月5日頃に迎えられる立夏の前日までが暦の上での春とされます。
立春は、旧暦では1年の始まりでした。
立春の前日である節分は冬が終わる日、立春は春が始まる日とされており、新学期、新年度のように新しい年の始まりとして迎えられていました。
お正月になるとよく「新春」「早春」といった言葉が年賀状や時候の挨拶として使われているのを見たことがありませんか?
これは旧暦では、立春とお正月が同じ時期だったため、その名残りでお正月=春の訪れとして使われていると考えられています。
暗くて長い冬が終わり、温かくて作物の育つ春がやってくることを、昔はみんなが心待ちにしていたんですね。
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立春に行いたい17つの慣習
縁起のいい春を迎えるためにどんなことをすればいいでしょうか?
ここでは立春の季節に行いたい慣習や行事をまとめました。
あまり知られていない立春ならではの慣習、早めから準備して気持ちのいい春を迎えてください!
- 立春大吉
- 立春朝搾り
- 立春生菓子・立春大福
- 立春たまご(随筆「立春の卵)
- 立春大吉餅
- 立春豆腐
- 二日灸
- 豆まき・福豆
- 恵方巻き
- 寒中見舞い・余寒見舞い
- 初午のお供え
- キンカンの甘煮
- 針供養
- 春一番
- 新しいものを使う、新しいことを始める
- 旬のものを食べる(ふきのとう、たらの芽、さやえんどう、菜の花、白魚、ニシン、数の子、イワナなど)
- 季節の植物を見つける(スイセン、白梅、福寿草、スノードロップなど)
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まとめ
2月といえば節分、豆まきや恵方巻き、それが過ぎればバレンタインデーと考えがちですが、まずは立春という日に、春を迎え入れることが大事です。
大きなイベントはなくても、旬の食べ物をいただいたり、目標や気持ちを新たに家族で季節を感じる過ごし方をしたいですね。