一年に一度、ご先祖様の霊をお招きし家族とのひとときをすごしてもらう、日本古来の風習「お盆」。

「法要のためにお盆休みは実家に帰省する」という方も多いかと思いますが、いざという時に慌てないようにしたいですよね。

今回は、お盆のお供え物のルールやマナーについてお伝えしていきます。

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お盆のお供え物はお菓子?さまざまなマナーやルールを紹介

お盆のお供え物の定番といえば、やはりお菓子でしょう。

昔は「盆菓子」と呼ばれる蓮の花に整形した砂糖菓子(落雁)がお供えされていましたが、おいしい物が溢れている現代では持て余してしまう人も多いようです。

 

お菓子が選ばれる理由は、備えた後に身内で分け合えて、保存が効きくという点にあります。

お盆のお供えには、暑い気候に最適なゼリーや水ようかんが人気がありますが、あまりにも定番すぎてよそと被ってしまいがちなのが難点です。

おせんべいやクッキーなどもよく選ばれています。

 

いずれにしても、後で分けやすいように小分けに包装された商品を選ぶのがポイントです。

お菓子以外の定番のお供え物は、以下のようなものがあります。

 

線香・ろうそく

弔事でのお供え物の定番中の定番。

むしろたくさん貰いすぎて困る、といった声も聞かれるほどです。

定番すぎて、逆に全く喜ばれない贈り物の代表格といえるでしょう。

 

お花

お葬式や一周忌などでは供花は仏花と決まっていますが、お盆には特に決まりはありません。

かといって真赤なバラや匂いのキツイ大輪の百合の花などはさすがに場違いとなりますので、カスミソウのような清楚な花を選ぶようにしたほうがいいでしょう。

 

お線香を上げに来る際に直接持参してもいいですし、どうしてもお盆に訪問できない時などフラワーギフトで先方に送るという使い方もできます。

 

果物

箱入りの高級果物や詰め合わせなどは、見栄えもよく法要の後で分けることができるため、こちらも定番のお供え物となっています。

ただし果物は日持ちがしないため、あまりたくさん貰っても食べきれない場合もありますので、フルーツ缶やフルーツジュースの詰め合わせなどにするのもおすすめです。

 

故人が生前好きだったもの

亡くなった方が好きだった食べ物などをお供えするというのは、一見気が利いているようですが場合によっては考えものです。

 

というのも、初盆の場合遺族がまだ喪失の悲しみから立ち直っていない可能性があり、故人の好物は生々しすぎて先方にショックを与えてしまう場合もあるからです。

故人の好きだったものをお供えするのは、亡くなってから時間が経っている場合に限ったほうがいいかもしれません。

 

現金

初盆では、お線香を上げに行くときは現金をお渡しするのが慣例です。

そのままお渡しするのではなく、封筒や不祝儀袋に包んで持っていきます。

 

現金は通常、直接遺族にお渡しするのですが、どうしても日時の都合が合わずお金だけを贈りたいという場合は、「御花料」という名目で現金書留で送る方法もあります。

 

初盆以外でお盆に現金を送る習慣はあまりありませんが、遺族が一人の場合など、お供え物をたくさんもらっても持て余してしまうことも考えられますので、そのような場合は現金で代用するのも一つの手です。

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お盆のお供え物を配送で送るのはいつごろが最適?

お盆の時期は、全国的に8月15日前後のところが多いですが、実は日本には

・旧来のお盆の7月13日~15日の日付をそのまま残した地域

・旧暦の7月15日が新暦の8月20日に当たることから、8月20日前後(旧盆)に行われる地域

・7月は農作業が忙しい時期だったことから、一ヶ月ずらし8月13日~15日(月遅れの盆)に行われる地域

の、3つのお盆があります。

 

東京の都市部でも、7月13日~15日にお盆の行事が行われる地域は多く、東京都多摩地区の一部では「小金井盆」と呼ばれる7月30日前後の珍しいお盆もあります。

 

配送でお供え物を送る場合、先方のお盆の期間を必ず確認し、お盆に入る2〜3日前に届くように注文しておきましょう。

特に生花や果物などの日持ちのしないものは、早く届けすぎるとお盆が始まる前に悪くなってしまいますので要注意です。

 

お盆でのお供え物の金額の相場はどのくらい?

故人との親密度にもよりますが、お供え物の場合3,000円〜5,000円が相場のようです。

現金をお渡しする場合は5,000円ぐらい。この金額を超えると、逆に先方が恐縮してしまう可能性もあるので、あまりにも高価なものを送るのもマナー違反になります。

 

まとめ

お盆のお供え物に関するマナー、いかがでしたか?

何かとしきたりの多い行事ですが、お盆は本来、故人を思い出しご先祖様を家にお招きすることが目的です。

 

最も大切なのは、心のこもったご供養をすること。

形式はその後に付随するものです。

 

また、今回ご紹介したマナーは一般的な知識なので、地域や家庭、宗派などによって微妙に違う可能性があります。

それぞれの家庭のしきたりに合わせ、日本の素晴らしいお盆を後世に伝えて行ければこの上ないですね。

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