夏が近づき、そろそろお盆休みの計画を立てている方もいらっしゃるかと思います。

実家でお盆の法要が行われるという方も多いかと思いますが、その際に悩むのが手土産として持っていくお供え物と「のし」。

のしは表書きや水引の種類が複雑で、現代人には非常にわかりにくいもの。

今回は、お盆のお供えでののしの書き方についてお伝えしていきます。

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お盆のお供えで使うのしの色や種類は?

結婚式などでお金を包むのが「のし袋」、お供え物や贈り物にかけるのが「のし」だと思われている方が非常に多いですが、正確に言うとこれは違います。

のし袋の表をよく見ると、上の隅に小さな箸袋のような飾りが付いているのがお分かりになるかと思いますが、実はこれが熨斗(のし)です。

 

熨斗はお祝いの席で送られる祝儀袋やのし紙にしか付いていないので、本来弔事用の物はのしとは呼べません。

しかし、今では祝儀袋も不祝儀袋も「のし袋」、お供えものに付ける「かけ紙」も「のし紙」と呼ばれることが多いため、今回は便宜的に「のし」としています。

 

水引の種類

お盆のお供えには3つの種類があります。

1)住職(神式の場合は神主)へお礼として渡す
2)親戚や知人へのお供え物として用意する
3)お彼岸にお供え物をいただいた方へのお返し
1に関しては神式・仏式共通で、黒白または銀色の水引糸を用い「結切」にします。

結切は、くりかえし起こってほしくない出来事に対して使う水引の結び方で、お盆に限らず弔事では水引は全て結切にします。

 

2・3に関しても1とほぼ同じですが、関西地方などでは黄色い水引を使用する場合もあります。

1・2・3いずれも熨斗は付けません。

 

また、のしには表面に蓮の花が描かれているものがありますが、これは仏式で用いられるものなので神式の場合は無地のものを選んで下さい。

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お盆のお供えでのしの書き方

のしには「表書き」「送り主名」の2つを毛筆か筆ペンで書き入れます。

表書きに関してはすでに印刷されている物もありますが、「御霊前」「御仏前」「御供」などいくつもの種類があり、それぞれで使う目的がかなり変わってきます。

 

仏式の場合は「御仏前」神式の場合は「御霊前」

仏式の場合は「御仏前」を使うのが一般的。

香典袋では「御霊前」と書く場合がありますが、これは葬式を済ませていないためまだ魂が成仏していないことからこのような書き方をするので、お葬式後の仏事の際は「御仏前」が正解です。

しかし、神式の場合は仏にはならないので「御霊前」と書きます。

 

何にでも使える「御供」

また、同じ仏教でも宗派や地方などで微妙に違ってきたりするので、全てを挙げるときりがないほど複雑なのですが、お金でもお供え物でも、仏式でも神式でも全般に使える便利な表書きがあります。

 

それは「御供」です。

 

御供はお盆に限らず、通夜と葬儀以外の弔事全般に使える非常に便利な表書きなので、ぜひ覚えておいて下さい。

 

「志」は施主がお返しに使う

「志」という表書きもよく目にします。

オールマイティーに使えると勘違いされている人もおられるようですが、これは遺族がお返しに用いる書き方なので、式への参列者が使うのはマナー違反となります。

 

お盆のお供えでのしに書く名前の注意点は?

送り主の名前は水引の下に書きます。

お葬式で渡す香典では「悲しみの涙で文字がにじんでしまった」ことを表現するため、薄墨を使いますが、お盆のお供えでは墨の濃淡は特に決まっていないので、濃墨を使用してもOK。

薄墨でも構いません。

 

また、のしのかけ方には「内のし」「外のし」という二種類がありますが、は必ず「外のし」で。

内のしは、のし紙をかけた上から包装紙でラッピングするため、開けてみるまで誰から送られたのか分かりません。

お盆のお供え物は、誰から送られたか施主が把握しやすいよう、外のしにして送るのがマナーです。

 

まとめ

お盆のお供えののしの書き方、いかがでしたか?

現在ではお供え物は百貨店などで注文して送ることも多く、ラッピング担当の人に全ておまかせするのが一番無難です。

しかし、遺族が一人の時など食べ物をたくさんもらっても困るようなこともあるので、のし袋でお金を持っていくのも一つの手です。

 

また、自分で選んだものをお供えしたいという場合もあろうかと思いますので、

・水引は白黒(または銀、黄色)の結切
・表書きは「御供」
・外のし
で、お盆のお供えののしの悩みは全て解決!ですね。

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